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染・織・布・フェルト  |  菅野 あゆみ    Ayumi kanno

今回のFOCに、どんな作品をお持ちくださる予定ですか?

ここ数年、綿と藍の布作りに惹かれています。
糸車で紡いだ糸を、昔ながらの手法(天然灰汁発酵建て)で藍染めしている友人の紺屋さんで染めてもらって、織ります。手紡ぎ綿の質感と、白(生成り)×青(さまざまな藍の濃淡)の組み合わせで、身の回りのものを作りたいと思っています。
ストールを中心に、小さな風呂敷、手ぬぐいなどの「生活の布」をお持ちいたします。

もの作りの背景を伝えるために、今年のFOCではどんな展示を企画されますか?

スピンドルを使った糸紡ぎのミニワークショップを考えています。
私たちが身につけている服がどうやってできているか?「ワタから糸になる」はじめの瞬間にふれることで新しい発見があるといいな、と思います。制作の様子を綴った冊子や、道具も少しお持ちします。

倉敷で、FOC以外に楽しみにしている場所、モノ、コトがあれば教えてください。

蟲文庫さん。美観地区のどこかにある古書店です。
ぽつんとした佇まいの店先で、「ふわっ」と吸い込まれるように足が入って行きました。
私の心をくすぐる様々な本やものに囲まれ、時を忘れる気がしました。
壁に飾っているムシの絵(知久寿焼さんの直筆画)が見られて、とても嬉しかったです。
今年もまた行けるといいなぁ。

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