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革  |  高木 将吾・陶子    Shogo / Toko Takagi

今回のFOCではどのような展示をされる予定ですか?

受注製作の定番のカバンやクツのサンプルたちは、いつものように持ち手の長さや内ポケットの仕様などを使われる方と相談しながらお受けいたします。
その場でお持ち帰り頂ける小物たちも少しづつですが用意してゆきます。(新しい型も何点か加えたいと思っています)
そして今回は、ここ数年使わせていただいています日光の鹿の革についてものづくりの背景ともなる、素材が素材になってゆく過程を追いつつ、そこに繋がりあってくる様々な事柄を合わせて見て頂けるような展示を、現地レポートや写真、製作物を含めてあれやこれやと考えています。
FOC2019の会場でお立ち寄り頂けましたら幸いです。

影響を受けた作品、作家など制作のバックグラウンドになるようなものはなんですか?

曽田耕さん。(自分で作って自分で売る。)(生活の場と重なる仕事場、暮らしの在り方)その姿に影響を受け、お話させて頂いたその時が今の生活のそもそものスタート地点になっていると思います。 
制作のバックグラウンドには自分達が目にしてきた景色、引っかかってきた事物、言葉、音、食べ物、手を動かしてゆくうちに気づいたこと、使ってゆくうちに気になったことなどがあり、そういうなかから私たちの雑だったり密だったりムラの多いフィルターを(無意識を)通して、その時どき思い出せるもの、すくい上げえたものが骨格になって形になっていっているのだと思います。

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