陶磁 | 岡本 純一 Junichi Okamoto
今回のFOCに、どんな作品をお持ちくださる予定ですか?
オーバル皿、輪花皿、豆皿など、普段使いの器を中心に展示する予定です。
新色の瑠璃色も、是非ご覧頂ければと思っています。
もの作りの背景を伝えるために、今年のFOCではどんな展示を企画されますか?
アトリエ見学に来られたお客様が驚かれるのは、器の表面を覆うカラフルな釉薬。
石の粉、木の灰、金属粉、粘土などを絶妙に配合して、無限にある組み合わせから、派手すぎず料理と調和するよう、優しい色合いの釉薬を生み出します。
1200℃を超える高温焼成により釉薬原料はお互いに解け合い、化学変化し、独特な色合いを発色します。そんな釉薬の不思議を、焼成前と焼成後の器を展示することで、楽しみながらご理解頂きます。
倉敷で、FOC以外に楽しみにしている場所、モノ、コトがあれば教えてください。
倉敷に行くと必ず訪れるのは、大原美術館と倉敷民藝館。特に児島虎次郎記念館のオリエント美術の展示室は、器好きの方にオススメです。
それに加えて毎回行くのは、芸文館にもほど近い、司という割烹料理屋さん。魚料理が美味しいですよ。