革 | 小林 智行 Tomoyuki Kobayashi
初出展
今回のFOCに、どんな作品をお持ちくださる予定ですか?
初夏の散歩にちょうどいい選りすぐりのサンダルを中心に出展します。
藍染革の草履や、ストラップサンダル、つっかけなど。
どれも土の上を踏みしめるような足をぎゅっと使って歩くケンコウサンダルです!
僕が一番好きなのは白鞣し革のストラップサンダルです。
母趾を通す輪っかがポイント。
そして塩と菜種油だけで鞣す白革は軽くて丈夫で肌にサラっと心地よい素材。
以前友人がこのサンダルを筏に例えてくれたことがありました。
自分のチカラで漕ぎ進むイメージと形が筏にそっくり。
自分の足で歩く心地よさと、素材の心地よさ。
両方楽しんもらえる作品展にできればと思っています。
もの作りの背景を伝えるために、今年のFOCではどんな展示を企画されますか?
てのひらワークスでは足に合わせた世界で一足あたなだけのサンダルをつくる足の計測会を企画しています。
靴づくりは、足を知るところからはじまります。
自分の足を知り、履物を考えるいいきっかけになってくれたら幸いです。
倉敷で、FOC以外に楽しみにしている場所、モノ、コトがあれば教えてください。
僕らが靴屋を営む吉備中央町円城地域は気持ちいい散策ができる情緒ある場所です。
円城寺~岩倉山~道の駅かもがわ円城~円城寺のコースがお勧め!
たっぷり歩けて、穏やかな気持ちになれます。
途中には焼き屋(天然酵母パンのお店)があって焼きたてほかほかのパンが買えます。
僕はそこから家まで5分が我慢できずに、いつも食べ歩きしています。
町の人はみな笑顔で、子どもたちは元気よく挨拶をしてくれます。
ドライブの途中、ほっと休憩する場所として立ち寄ってみたらどうでしょうか。