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【2024 開催レポート】開催後記

2024年05月15日

2024年5月11日・12日、第17回目となるフィールドオブクラフト倉敷の開催が、無事に終了いたしました。
ご来場いただいた皆さま、出展していただいた作家・ワークショップ・飲食店舗の皆さま、本展を支えてくださったボランティアサポーターの皆さま、ありがとうございました。
 
楽しかった2日間の記憶とともに、作家、ワークショップ、FOCの庭、飲食にわけてそれぞれ会場の写真とともに開催後記をお届けしたいと思います。

フィールドオブクラフト倉敷では、作品を展示・販売するだけではなく、普段使用している道具や、材料、工程など、制作の背景が伝わる展示や、手仕事を間近で見ることのできる実演、さまざまな素材に触れ、実際に作ってみることのできるミニワークショップなどを出展作家の皆さんにお願いしています。

会場を歩いていると、いろんな音とともに、楽しそうな笑顔や、真剣な表情に出会うことができます。

スツールの座面をペーパーコードで編み込んだり、木製のフォークをさまざまな刃物を使って削ったり、箒づくりの仕上げの工程や、糸を紡ぐ様子を見ることができる実演は、大人も子どもも目が釘付けに。

作家テントで、コツコツと金槌で真鍮を叩いてアクセサリーづくりを楽しむ親子に尋ねると、ミニワークショップを楽しみに毎年お気に入りの作家テントに足を運んでいるそう。今年イヤリングづくりに挑戦した女の子は、年長さんから通い始めて今では小学校5年生に。経年で色が変化し風合いを増した真鍮のネックレスを大切そうに見せてくれました。

木工作家のテントに設けられたミニワークショップスペースには、椅子生地の端切れを使用したくるみボタンづくりのコーナー。3歳の小さなお子さんから70代の方までが、楽しそうにボタンづくりを行なっていました。

器を手に取り、技法や色の出しかた、使いかたやお手入れの方法、そして料理の話にまで花が咲き、作り手との会話を楽しみながら、さまざまなジャンルの作家に出会えるのがフィールドオブクラフト倉敷の醍醐味。ものづくりの息吹は、会場を静から動に導いて、活気を生み出してくれます。
  
人に触れ、素材に触れ、ものづくりの背景に触れ、会場に溢れる手仕事の息吹をあちらこちらで、感じていただけていたらとても嬉しく思います。

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