木工・漆 | 菅原 博之 Hiroyuki Sugawara
今回のFOCに、どんな作品をお持ちくださる予定ですか?
大きな器、中くらいの器、手にのる小さなカップ、お椀、プレート、スプーン、フォークなどなど
もの作りの背景を伝えるために、今年のFOCではどんな展示を企画されますか?
木の器やカトラリーを作るにあたり、いつも頭にある事は「馴染むもの」という事です。
目に、手に、口に、、違和感なく調和するもの。それは、ついつい手がのび、毎日使ってしまうものという事なのですが、
自分でも毎日使いながら、試行錯誤をしています。
馴染むものとは、使い込まれるほど心地よく、月日の風合いをまとって今日の一部になる。
「木の器やカトラリーを気負わず毎日使ってほしい」そんな気持ちを皆様に感じてもらえられるような展示や、お話しができればと思っております。
倉敷で、FOC以外に楽しみにしている場所、モノ、コトがあれば教えてください。
倉敷に初めて出展させていただいた時から、いつも楽しみしているのは、「ままかり」です!
無我夢中で二日間終わって、どっと疲れた時に食べるあの味は、今でも忘れられません。
美観地区にあるお店の女将さん、一年に一度伺う私たちをいつも覚えていてくれて、いろいろな事を教えてくださったり、、倉敷の母のような方です(笑)
また、毎年ブースに立寄ってくださるお客様もたくさんいらっしゃって、あの時生まれたばっかりの赤ちゃんがもうこんなに!とか「今度は是非うちに泊まって行ってください!」
本当に、人情あふれた方が集まる倉敷、なんだか里帰りしてるみたいなあたたかな気持ちになります。