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木工・漆  |  猪狩 史幸    Masayuki Igari

初出展

今回のFOCに、どんな作品をお持ちくださる予定ですか?

東北の山から漆器をお持ちいたします。
夏に数百本の漆の木から採取した漆を
農閑期にあたる冬場の漆器作りの原材料として使用しています。
漆器の色は赤と黒というイメージが強いですが、
私の器は採った漆に顔料を混ぜないで最低限の工程で漆器にまで仕上げています。
透明感のある漆そのままの色合い「漆黒」をお楽しみいただければと思います。

もの作りの背景を伝えるために、今年のFOCではどんな展示を企画されますか?

多くの方にまずは手にとっていただきたいと思います。
漆器というと馴染みがない方がほとんど。
使い方が分からない、手入れが難しそう、価格が高いなどなど漆には
間違いなく使うまでのハードルがあります。
しかしハードルを完全に無くすことはできませんが
ハードルを低くすることは可能です。
作り手の顔が見える今回の場を生かし、
そのハードルを乗り越えるお手伝いができれば
結果的にもの作りの背景もお伝えできると思っています。

倉敷で、FOC以外に楽しみにしている場所、モノ、コトがあれば教えてください。

東北の岩手から参加するので倉敷は勿論、岡山県で体験するすべてが、
もっといえば岩手から倉敷までの旅自体が楽しみにしている場所、モノ、コトです。
岡山の方々とつながることで自然とその中身も充実していくことだと思っています。

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