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陶磁  |  山下 透    Toru Yamashita

初出展

今回のFOCに、どんな作品をお持ちくださる予定ですか?

2つのシリーズの器をご覧頂きたいと思っています。
1つめの5色の色釉を使ったシリーズは、盛り付ける料理の色と釉薬の色の組み合わせを楽しんで頂きたい器です。
使いやすいようシンプルな形にロクロ成形しています。
料理を作りながら盛り付ける器を選ぶ楽しみが生まれたり、また器から料理の想像がふくらむような器になればと思っているものです。
もう1つの飴釉のシリーズは装飾を施して懐かしい雰囲気に作っているものです。
東欧のプロダクトや英国の製陶所、また昭和の頃にあった家庭食器をイメージしています。
実用を基本にしながら、それを損なわない程度の装飾。
使っている間に愛着が生まれて、「いつのまにか、ずっとあったもの」になれることを目指しています。

もの作りの背景を伝えるために、今年のFOCではどんな展示を企画されますか?

実際に食器を使う風景、そして食器棚での収納の様子が想像出来るような展示にしたいと考えています。
会場でご覧頂いた印象をお持ち帰りいただいて、そのままにお家での日常に入り込む器になって欲しいと思っています。
またお客様とたくさんお話しが出来ればとも思っています。
ウチではこんな料理を盛り付けているとか、このように使われているお客様がいらっしゃるとか、展示で手に取られた時に具体的な想像を膨らませていただけるような会話ができれば、きっとお家でも出番多く使っていただける器になるかと思います。

倉敷で、FOC以外に楽しみにしている場所、モノ、コトがあれば教えてください。

倉敷を訪れる機会が久しくありませんでしたので不案内ですが、もの作りの伝統が続いている街を見られることを楽しみにしています。
時間が作れればこの機会に家族と一緒に倉敷の美観地区や牛窓・備前にも足を運んでみたいと思っています。

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