陶磁 | 安達 健 Takeshi Adachi
初出展
今回のFOCではどのような展示をされる予定ですか?
ここ数年はやきものであることと、うつわであることをいかに高次で両立させるかに力を注いでいます。
そのため今回は、食器を主にした展示販売ももちろんですが僕の陶器のはじまりである土の多様な調子を手肌で感じられる素材ディスプレイと、むすびの舞台食卓を想定したお料理の盛り付けデモンストレイションを考えています。
いずれにしろそれらを素にして、もの作ること、食べることについて皆さまとじっくりお話ししたいと思っています。
影響を受けた作品、作家など制作のバックグラウンドになるようなものはなんですか?
映画を撮っていた学生時代に美術家李禹煥やヴォルフガング・ライプのスタンスに大きく影響を受けました。
その上で向き合った身の周りにある土や石や水や火、動植物が僕にとって常に最大にして最良のインフルエンサーです。
それに加えて、日々台所に立ち料理をすることそれ自体が、僕のもの作りを支えてくれています。