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染・織・布・フェルト  |  和泉 綾子    Ayako Izumi

今回のFOCではどのような展示をされる予定ですか?

リネンなど涼やかな素材を使ったストールやバッグなど身に着けるものを中心に展示させていただきます。
作品と一緒に、植物染料の見本や織の道具の一部などもディスプレイに加えて、それが作られていく過程やそのおもしろさをよりわかりやすく感じていただけたらいいなと思ってます。
特に植物染料の見本は、昨年の出展時にも興味深く見てくださる方が多かったので、今年もぜひ持っていきたいと思っています。

影響を受けた作品、作家など制作のバックグラウンドになるようなものはなんですか?

中学生の時、国語の教科書で読んだ“桜の樹皮で美しい桜色が染まる”という話にとても感動しました。
そんなこともすっかり忘れていた数年後、染織を専攻した短大の卒業制作に草木染めを選んだものの行き詰っていたとき志村ふくみさんの『一色一生』という本を手に取り、あの桜のエピソードと再会しました。
染織の世界へ進んでいくにあたって、おおきく背中を押してもらった一冊だと思います。

また、母がなんでも手作りするのが好きだったため、小さなころからまねをして遊ぶのが好きでした。
特に編みものや縫いものに使った端切れや毛糸を自由に使わせてもらって遊んでいたのは、今のものづくりにつながる原点になっているのかなと思います。

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