革 | 沢藤 勉 Tsutomu Sawafuji
今回のFOCではどのような展示をされる予定ですか?
実際自分が使い経年変化したものと、あたらしい状態の革と比べていただけるように展示します。 また、こちらの思いが伝わるよう出来る限り見てくださる方に自分の言葉で伝えることを大切にしておりますので、たくさんお話できることを楽しみにしています。
長く使っている「もの」や、続けている「こと」を教えてください。
また、その理由や続けていくことで気づいた点などもあわせて教えてください。
今でも使っている革用のミシンや漉き機は革に興味をもってしばらくしてから購入したものになります。もう使いはじめて20年近くなりますが、日々元気に動いてくれています。それまでは手でできる範囲のものしか自宅で作れなかったのが、専用の機械をもってから、作りの幅も広がりました。自宅に運ばれてきた時の高揚感は今でも鮮明に覚えています。当たり前のように日々使っていますが、時にたちかえり初心に立ち返らせてくれる大切な相棒です。